12月6日、第21回オールカイチ珠算競技大会が開催されました。
この大会は、私の父・健先生率いる古市教室と、私の今福教室による「親子対決」から始まり、21年の歴史を重ねてきました。現在では関目・諸口・今津・高殿を加えた6教室対抗戦へと発展し、毎年熱戦が繰り広げられています。
競技はプリント競技と読み上げ算（そろばん・暗算）の二部門。学年ごとの上位得点を合算し、優勝学年の数で勝敗を決めます。歴代では古市が5連覇、今福が8連覇、再び古市が6連覇と続き、昨年は今福が7年ぶりに栄冠を手にしました。
そして今年――ついに関目教室が初優勝を果たしました！今福・古市以外の教室が頂点に立つのは大会史上初めての快挙です。
今年は小1高殿、小2今福、小3関目、小4関目、小5古市、小6古市と勝利が分かれ、関目と古市が同率。得点差で関目が栄冠をつかみました。読み上げ算でも関目生がそろばん・暗算ともに活躍し、最多の15名が入賞。教室間の実力が拮抗していることを示す大会となりました。
印象的だったのは、1年生の金森恒太君（高殿）が「1兆円」を正解した場面。上級生は9桁～18桁の難問に挑み、暗算では2年生の白濱壮真君（今福）が2～4桁を正解、3年生以降は3～6桁で勝敗が決まるハイレベルな戦いが続きました。
さらに「カイチNO.1決定戦」では、関目4年の鳥山暁登君が読み上げ算で優勝、関目3年の浅野那歩さんが暗算で頂点に立ちました。プリント競技では古市の諸翼君が1210点（1400点満点）で最高得点賞を獲得。日頃の努力が見事に結実しました。
大会の合間、関目の内海先生に「関目生すごいですね」と声をかけると、「とにかくあの子たちに教えるのが楽しい！」と目を潤ませて語られました。成果に固執せず、教えることそのものを楽しむ――その姿勢こそが関目の強さの源だと感じました。
関目教室の皆さん、そして参加した全ての生徒たち、本当におめでとうございます。結果に満足できなかった人も、大会を経験したこと自体が大きな財産です。緊張や悔しさも含めて、次への成長につながる大切な学びです。
私自身も今福教室で指導にあたり、改めて「速く置く練習の重要性」を痛感しました。悔しさを糧に、来年へ向けてまた挑戦していきたいと思います。
さあ、またみんなで頑張りましょう！
＜塾長　高木秀章＞