こんにちは。少しずつ涼しくなってきて、運動しやすい季節になってきました。今回は「Growingのちょっといい話」を担当させていただきます。ちなみに2年ほど前にも、悪性リンパ腫を患った体験談を書かせていただきました。今回は、その後どのように変わったのかをお話ししたいと思います。

2023年6月、私は悪性リンパ腫を発症しました。7月から外科手術と抗がん剤治療が始まり、入院生活を送りました。入院中に感じたのは、「病気を治すのも大変だが、運動不足で別の病気を引き起こしそうだ」ということでした。足を使わない日々が続き、見る間に筋肉が落ちていくのを実感しました。前回の記事にも書きましたが、そんな理由で病室でも筋トレをしていました（笑）。

半年間の治療を経て、12月に抗がん剤治療が一段落しました。心は軽くなりましたが、筋力も持久力もすっかり落ちていました。ようやく本格的に運動できると思い、試しに2kmほど走ってみたところ、翌日に膝に激痛。体が思っていた以上に弱っており、まさにゼロからの再スタートでした。

そこで、まずは基礎体力を戻すことを目標にしました。膝が治ったタイミングで24時間ジムに入会し、週3回通うようにしました。筋トレやストレッチを中心に少しずつ体を動かし、ランニングの距離も徐々に伸ばしました。最初の頃は体もきつく、足の故障を繰り返しましたが、続けるうちに走れる距離が少しずつ増えていくのを実感しました。

そんな生活を1年ほど続けた頃、「目標を持って走りたい」と思い、交野ビックロックトレイルへの出場を決めました。トレイルランは登り下りが激しく、ロードとはまったく違う難しさがあると聞いていましたが、完走を目標に日々練習に励みました。

迎えたレース当日。朝の冷たい空気の中、スタートラインに立った瞬間、ここまで来られたことへの感慨がありました。序盤の急登ではすぐに息が上がりましたが、焦らず一歩ずつ前へ。中盤の岩場では足がつりそうになりながらも、手を使って登り切りました。途中、鎖を持って崖を下るような箇所もありましたが（笑）、ここまで積み上げてきた練習が自信を支えてくれました。

結果は4時間14分で完走。タイムよりも、「やり切った」という達成感の方が大きかったです。大きな病気をしても、努力すれば再び健康を取り戻せることを自分自身で証明できた気がしました。

現在も定期的に検査を受けながら、その頃よりもトレーニング量を増やして励んでいます。今回の経験を通して改めて感じたのは、「目標を持つこと」「続けること」、そして何よりも「まずやってみること」の大切さです。努力はいつからでも、どこからでも（病室からでも　笑）始めることができます。

カイチ生の皆さんにお伝えしたいのは、どんな状況やタイミングからでも努力は実を結ぶということです。もちろん、自分のペースで構いません。もしやりたいことがあるのに１歩を踏み出せずにいる人がいたら、ぜひ明日から始めてみてください。成功しても失敗しても、それはきっと皆さん自身の大切な経験値になります。

この記事を読んだ皆さんが、明日から何かを始めるきっかけになれば嬉しいです。＜諸口教室　川西久志＞

先生紹介

こんにちは

かいち学童に勤めさせていただいております、高野陸と申します。

学童では安全にみんなで遊べる場所でありつつ、学べる場所でもある空間づくりを意識いています。

最終的には子供たちが先生に頼らずとも自分のやるべき事をやり、良し悪しの区別をし、周りの状況を見て行動できるようになってくれたらなと思っております。

私が学童に来てから2年半が経過し、色々なことを学ばせていただきました。

私は子供たちの自立を目標に、自分で気づかせることに固執していましたが、そもそも「1の次が2」であるように、教えてもらわないとわからないことがあると気づき、教えることと考えさせることの両方をいいバランスで与えていくことが子供たちの成長に繋がると感じました。

学童には食物アレルギーを持った子たちがいます。私も落花生ピーナッツにアレルギー思っているので、アレルギーに関しては人一倍気を配り、お菓子などの成分表に加えて製造ライン、コンタミネーションまでしっかり確認するようにしています。

また、他のお友達と違うお菓子である事が嫌だと感じる子や、逆に1人だけ違うことに優越感を感じる子などもいて、子供たちの感じ方も様々です。たかがお菓子と思われるかもしれませんが、子供たちにとっては大きな楽しみの一つですから、子供たちに喜んでもらい、お菓子の時間で喧嘩にならないように配慮して選んでいます。

私はこれまで、十分なコミュニケーションができず、ご不安やご心配をおかけしたかもしれません。
しかし、これからは心機一転、保護者の皆さまと連携を深めながら、より良い「かいち学童」を築いていければと思っております。＜かいち学童　高野陸＞