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今から私立入試までの学習法

今回はもうすぐ私立高校受験を迎える中学3年生に向けて、この時期の学習方法について書きたいと思います。

この時期は学年末テストと私立赤本対策どちらを優先するかで悩んでしまいます。公立が第一志望の人は、内申に影響する学年末対策を疎かにすることはできません。既に2週間前に入っているかもしれませんが学年末対策をしっかりしてください。私立の人は赤本の進みが遅れているようなら学年末対策を1週間に短縮してください。私立専願であっても学年末を捨ててはいけないのは、受験に出る大切な単元が学年末の範囲に含まれているからです。中1・中2内容は何度もやっているので定着していますが、中3の最近習った内容はどうしても手薄です。学年末対策を通してきちんと学習しておくのが得策です

学年末終了後は私立赤本対策なりますが、私立入試までは10日~14日程度しかありません。下記の方法で効率よく赤本演習を行いましょう。

 ①既定の時間で計って演習を行う

時間を計りタイムプレッシャーをかけて演習することが重要です。私立の入試傾向は例年ほぼ同じ。各教科で、どの問題にどれくらいの時間をかけて解くのが得策か時間配分を設定しながら問題に挑むようにしましょう。配分が自分で上手くできない場合は先生に相談してください。 

 ② 丸付けと採点を厳しい目に行う

この時、時間不足やケアレスミスで何点落としたかを確認するようにしてください。これを意識して改善することで(例えば、時間配分を設定し意識して解く、問題は鉛筆で追いながら解く、見直し時間を設けるなど)、1割から1割5分の点数を伸ばせることがあります。

 ③ 記録表に点数を記入(合格点の差を意識できるように)

記録表を作り、赤本記載の合格点も書いておきます。常に合格点との差を意識できる状況を作ることで、常にどのように改善すれば合格点に達するかを考えます。

 ④ 赤本の解説を見ながら間違い直しを行う

赤本の解説を読みながら間違い直しをしていきます。いくら読んでも分からない箇所は必ず先生に質問すること。また、暗記が曖昧だから間違った箇所は、その言葉だけではなく、その近辺知識も併せて、使い慣れた参考書や問題集で復習すること。この時、絶対忘れないように目立つ印を入れたり、曖昧箇所のみをまとめたノートを作るのも効果的です。

各学校の過去問題は、各学校のトップの先生達が学校の威信をかけて作成している良問です。当然、全く同じ問題が出題されることはありませんが、きちんと解いて間違い直しをし、記憶があいまいな箇所を埋めておくと、短時間で3年間の総復習をしているのと同じ効果が得られます。

単に過去問題を解くのではなく、キチンと解く。それが合格の道ですし、併願者ならば私立の過去問題演習を通して実力をさらにつけ、公立第一志望校合格に近づく道となります。

ここからは1日1日を丁寧に、手のひらで握りしめるように大切に過ごして欲しいと思います。分からない問題があったら先生達に質問。不安なことがあったら先生に相談。家で勉強がはかどらないのなら、とにかく塾に来てみんなで勉強する。今の努力は絶対に1つも無駄にはなりません。最後の最後まで、みんなでやり切ろう。

<塾長 高木秀章>

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