中高一貫生に必要なもの~啐啄同時~ | 開智総合学院 〜大阪市城東区の総合学習塾〜
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中高一貫生に必要なもの~啐啄同時~

今年の夏は例年にも増して暑い日が続きましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。10月に入り、急に涼しくなってきましたね。衣替えの季節、気持ちも新たに過ごしたいものです。

私たちエニグマは、上本町にある中高一貫生と大学受験を専門とした、教室が三つだけの小さな学習塾です。数年前は30名ほどの生徒数でしたが、今では100名を超える生徒が通ってくれています。先生の数も増え、授業の合間には笑顔と会話があふれています。奈良・神戸・北摂など遠方から通ってくれる生徒も増え、日々感謝の気持ちでいっぱいです。

エニグマの指導~「啐啄同時」~

エニグマの指導で大切にしているのが「啐啄同時(そったくどうじ)」という考え方です。これは、卵の中のヒナが殻をつつくタイミングと、親鳥が外から殻をつつくタイミングが一致したとき、初めて殻が破れてヒナが生まれるという禅の言葉です。生徒が学びたいと感じる瞬間に、教師が適切な刺激を与えることで、自立的な学びが生まれる——そんな関係性を目指しています。ちなみに私はこの言葉を初めて聞いたとき、「忖度ですか?」と聞き返してしまいました。全然違いました。

数学の殻の叩き方~「概念を理解する」ために個々の問題がある

数学では、生徒がどのように理解にたどり着こうとしているかを丁寧に観察します。応用問題が解けない原因の一つに「解き散らかし」があります。そこでエニグマでは、①概念を聞く → ②問題を解く → ③教訓を抽出 → ④納得する、というステップを重視し、理解の深まりを促します。低学年では気づきを与える問いかけを、中高学年では類型化を通じて実感を得る指導を行っています。

英語の殻の叩き方~英語に興味を抱かせる・想像の世界を広げる

英語は多くの生徒にとって初めて体系的に学ぶ言語です。そこで、「日本語も英語も同じ“言語”なんだ」と興味を持ってもらうことが第一歩。授業では、英語圏での体験談や言語の発想の違いを紹介し、想像力を広げる工夫をしています。例えば、「ヨーロッパ系の人は狩猟民族だから、要点を先に伝える文化がある」といった話も、生徒の理解を助ける一つのきっかけになります。もちろん、歴史的には乱暴な説明ですが、言語の背景にある文化の違いを感じてもらうことが目的です。また、机上の空論にとどまらず、実践的な英語力を身につけてもらうため、自然な英語表現や発音・リズムにもこだわって指導しています。

新教室

現在の教室は谷町9丁目駅直結の便利な場所にありますが、都市開発に伴いビルの建て替えが決定しました。来年度からは新しい場所で教室をスタートする予定です。今の教室からすぐ近くで、新たな学びの場を準備中です。詳細はまた改めてご紹介しますので、どうぞお楽しみに。<エニグマ教室長 富田昌史>

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