みなさん合格おめでとう! そして、本当にお疲れ様でした。

文理学科39名合格を始め、各受験で過去最高の結果でした
このGROWINGを書いている今日は、公立高校の合格発表の3月21日です。いつもこの日になると不思議と厳しかった寒さが和らぎ、春らしくなります。今年もいつものようにこの日が来ました。
今年は公立高校に128名が受験。気になる結果は・・・, 115名が合格、文理学科には39名(茨木1名・天王寺4名・大手前5名・高津9名・四條畷20名)が合格し、昨年の33名から過去最高を更新しました。それ以外も、大阪教育大附属平野3名、府立高専1名、寝屋川7名など、多くのみんなが第一志望校に合格しました。
大学受験は、カイチ予備校で神戸大学・大阪公立大学を始め国公立10名、関関同立33名、産近甲龍20名と過去最高を更新しました。高校3年生の在籍は58名ですから、合格率で考えると素晴らしい結果です。また、エニグマでは高校3年生8名が受験し、横浜国立大を始め国立大学に2名、近畿大学医学部に1名、関関同立に5名という結果でした。
小学受験の万緑会では、大阪教育大付属平野2名、洛南附属小2名、追手門2名、帝塚山学院1名、四天王寺1名など14名の子供達が合格しました。
受験生の皆さん、そして、受験生を支えた家族の皆さん、本当におめでとうございます。
1年間辛い時期もあったと思いますが、みんなよく最後まで走り切ってくれました。また、子供達を見守る保護者の方たちは、反抗期という難しい時期に受験という試練を迎える我が子を、複雑な思いで見守られたかもしれません。時に、反抗的な態度があったり、コミュニケーションがうまく取れない時期もあったかもしれません。それでも、保護者の方の見守りがあったからこそ、戻れる場所があったからこそ、子供達は安心して頑張れたのだと思います。保護者の皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、残念ながら志望校に行けなかった皆さん、今は辛い気持ちもあるかもしれませんが、また立ち上がり、前を向いて歩んでください。
受験の「目的」と「意義」
私は受験には「目的」と「意義」があると考えています。
受験の目的は「志望校に合格すること」。そして、受験の意義は「努力と工夫を続ける姿勢を身に付けること」。
そして、あなた達の人生を支える力は受験の意義、「努力と工夫を続ける姿勢」にある私は考えています。
皆さんはいつか大人になります。大人になり仕事に就くと、日々が失敗の連続です。失敗しては工夫し、工夫しては失敗し、少し良くなるとまた新たな問題に直面して失敗する。その時、大切なのは諦めないことです。諦めない限り工夫の糸口はあります。1mmでも糸口が見えれば、またそれに挑戦する。そうやって、少しずつ周りの人に役に立てるようになり、仕事の楽しさが分かってきます。
受験と似ていませんか?
誰でも失敗は嫌です。でも、みなさんも模試で偏差値が下がった時、「このままではダメだ」と気持ちを入れ直して取り組んだり、学習方法を工夫したりしたと思います。そして、そのパワーの源は、志望校に行きたい気持ち。最後まで諦めない気持ちでした。
実は、受験とは「大人になり社会へでるための努力と工夫を身に付ける準備期間」だったのです。
学歴で人生は決まらない
皆さんはすでに気づいているかもしれません。「学歴で人生が決まらない」ことを。
高学歴でも犯罪に手を染める人もいるし、良い学校を出ていなくても事業で大成功されたり、社会に貢献されている方もたくさんいます。
勉強に限らずスポーツでも趣味でも、諦めずに努力と工夫を続けられる人は、将来、自分が専念すべき仕事に就いたとき、人の役に立つ素晴らしい仕事を成し遂げる力がある人です。
カイチ生の大半がクラブと学習を両立しながら、決して楽ではないカイチに最後まで通い続け、共に合格を目指し、文字通り最後の最後まで、試行錯誤しました。
その時点ですでに、あなたたちは立派です。
「今時の若者は・・・」という人がいますが、私はそうは思いません。
中3の冬合宿で皆さんの前で話をさせてもらった時の、受験勉強の疲れなど微塵も見せない、キラキラ輝く顔。
きっと、あなたたちのような人が、これからの世の中を作っていくのだと思います。
人生は良くも悪くも自分が思った通りになります。
どうか、自分の可能性を信じてこれからも頑張ってください。
また、いつでも遊びに来てください。皆さんのご活躍を心より祈っています。
<塾長 高木秀章>