大学入試に向けた果てしない戦いは続く
桜の季節が過ぎ、気温もぐっと過ごしやすくなりました。ついこの前まで夜は肌寒く、コートを羽織って通勤していましたが、今ではスーツだけで出掛けられるようになり、身も心も軽くなったように感じます。
さて、大学受験では年明けから共通テスト、私立大学の一般選抜、国公立大学の前期・中期・後期試験と、約3か月にわたる長い入試期間が続きました。実際には11月の公募推薦から始まるため、受験生にとっては5か月近い長期戦です。高校入試のように一日で結果が出るわけではなく、合否が出るたびに一喜一憂し続けるため、指導する側も精神的な消耗は相当なものです。これも大学受験に携わる者の宿命と言えるでしょう。
今年の結果を振り返ると、国公立大学には5名が合格しました(神戸大学1名、大阪教育大学2名、奈良教育大学1名、徳島大学1名)。受験者9名という少人数の中での成果であり、特に後期試験で合格をつかんだ2名は最後まで本当によく頑張ってくれました。不合格だった生徒も実力は十分で、あと一歩届かせてあげられなかったことが心残りです。
国公立大指導で毎年痛感するのは「時間の壁」です。現役生は直前期に大きく伸びる一方、「あと1か月あれば…」というケースも少なくありません。共通テストは6教科8科目と負担が大きく、二次試験では浪人生と互角に戦う必要があります。両方で結果を出すには、やはり早期からの準備が欠かせません。これから国公立大を目指す皆さんには、ぜひ早めのスタートを意識してほしいと思います。
私立大学では、関関同立に13名、産近甲龍に19名が合格しました。とはいえ、全体としては「厳しい」結果だったと言えます。特に関西大学と近畿大学の人気は年々高まり、合格難易度も上昇しています。この状況で合格へ導くには、前年度の入試分析と大学ごとの対策が不可欠です。少し休みたい気持ちもありますが、2027年度入試はすでに半年後。気を引き締めて準備を進めていきます。
話は変わりますが、今年も卒塾生がチューターとして戻ってきてくれました。神戸大学の理系に強い先生、大阪教育大学の“教師のたまご”、同志社大学の紅一点の先生と、個性豊かなメンバーが揃っています。研修初日は緊張していたものの、回を重ねるごとにそれぞれの良さが表れ、すでに頼もしい存在です。
そして彼らを優しく支え、時に厳しく導いてくれるのが経験豊富な先輩チューターたち。後輩を指導する中で自分自身も初心を思い出し、教室全体にとても良い空気が生まれています。私自身も若い力に負けないよう、教室長としてしっかり先頭に立って頑張っていきます。
<熊谷 真宏 カイチ予備校>