王子動物園で見えた、子供達の”生きる力”
4月19日(日)、カイチ恒例の春の遠足を実施しました。今年の行き先は神戸市立王子動物園。定番の場所と思われるかもしれませんが、150名以上の申し込みがあり、先生を含めて総勢170名という大所帯となりました。教室では見られない子供達の表情や行動が次々と現れ、非常に充実した一日となりました。
■ オリエンテーション形式で“学び”と“遊び”を両立
今回の遠足は、ただ動物を見るだけではありません。担当の先生が何度も現地に足を運び、展示の説明文を読まないと解けない問題を作成。グループごとに配られた問題を解きながら園内を巡る「オリエンテーション形式」を採用しました。 「ここにヒントがある!」「次はあっちに行こう!」と声を掛け合いながら、子供達は自然と読み、考え、話し合いながら進んでいきます。さらに園内のどこかに“隠れている”先生を見つけると英語問題に挑戦できる仕掛けもあり、普段控えめな子も積極的に動き回っていました。引率の私も思わず一緒に楽しんでしまいました。
■ 動物たちの迫力に大興奮
特に人気だったのはカバとホッキョクグマ。巨大なカバを目の前にすると大人でも声が出るほどで、ホッキョクグマはガラスの近くまで来てくれるサービス精神を発揮。教科書では得られない“本物の存在感”が、子供達の心に強く刻まれたようでした。
■ 外に出ると、子供達はこんなに“生き生き”する
今回の遠足で最も印象的だったのは、子供達の表情の変化です。教室では静かな子が外では驚くほど活発に動き、普段控えめな子がグループの中心になって指示を出す姿も。仲間と協力しながら問題を解く姿は、まさに“生きる力”そのもの。後半のドッジボールではエネルギーは最高潮に達し、判定に意見を伝えたり、仲間を全力でフォローしたり、勝敗に関係なく応援し合う姿が見られました。
■ 気になる「運動の苦手さ」
一方で、運動が苦手な子が増えている印象もあります。習い事で忙しく外遊びの時間が減ったこと、スマホやゲームの普及、公園での遊びの制限など、現代特有の環境が背景にあるのでしょう。しかし今回の遠足で見たように、子供達の本能は決して失われていません。「走り回る」「競い合う」「協力する」――こうした体験の場を意識的に作る必要を感じました。
■ 現代の“窮屈さ”と、子供達の本能
予定や情報に追われ、“本能のままに動く時間”が減っている現代。だからこそ、自然や動物に触れ、仲間と走り回る時間は、子供達にとっても大人にとっても大切です。
■ カイチがカイチであるために
今回の遠足を企画・運営してくれた先生方、参加してくれた子供達、そして背中を押してくださった保護者の皆様に心から感謝します。こうした経験こそが「カイチらしさ」をつくり、子供達の未来を豊かにすると信じています。<塾長 高木秀章>