不安を力に変える受験の心得
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
受験生の皆さんは、いよいよ1カ月後に私立高校入試を迎えます。新年の澄んだ空気の中で、緊張や不安を感じている人も多いでしょう。この時期に大切なのは「体調」と「心」。今日は特に“心の持ち方”についてお話しします。
■ 不安との向き合い方
赤本に取り組んでいると、点数が取れていても「本番は大丈夫かな」と不安がよぎるものです。不安とは、「今の自分」と「行きたい場所」の差を感じている状態。差を知るからこそ、埋めるための行動が生まれます。不安は悪者ではなく、志望校を本気で目指している証です。
不安を感じたら、まず“やるべきこと”を書き出してください。テキストの目次を見ながら不安な単元をリスト化するのも効果的です。書き出すことで課題が具体的になり、あとは淡々と一つずつ潰していくだけ。周りと比べる必要はありません。今日やるべきことに集中し、自分の歩みを進めていけば、不安は自然と小さくなっていきます。
立ち止まることが一番よくありません。不安を受け止め、目標との差を理解し、その差を埋める力に変えていきましょう。
■ 努力について
「努力より才能が大事なのでは?」
「頑張っても成果が出ない…」
そんな気持ちになることもあるでしょう。最近は“要領よく”という言葉がもてはやされ、努力が軽く扱われがちです。しかし私は、能力以上に努力が大切だと考えています。理由は2つあります。
① 努力の過程で、自分の能力や適性に気づける
努力しているからこそ、自分の得意・不得意が見えてきます。ミスが多い人は見直しの工夫を、解くのが遅い人は時間配分の工夫を。努力の中で自分の特徴を理解し、改善し、活かせるようになります。これは大人の仕事でも同じです。
② 努力は人格を高める
努力とは、自分と向き合い、自分に克つこと。決して楽ではありませんが、その先にしか本当の喜びはありません。社会が求めているのは、要領の良さよりも「努力を積み重ねられる人」。努力は確実にあなたの人格を磨きます。
■ 最後に伝えたいこと ― 目標を紙に書くこと
努力している皆さんだからこそ、最後に伝えたいのは「夢を持つこと」です。不安は嫌なものですが、実は“目標と現在地の差”を教えてくれるサインです。その理由を書き出してみてください。
目標を紙に書くと達成率が上がることは科学的にも証明されています。ぜひ「○○高校に合格する」と紙に書き、机の前に貼ってください。眺めると不安も湧きますが、その不安こそが“すべきこと”を教えてくれます。あとは一つずつ潰していくだけ。これが合格への最短ルートです。
受験は、将来社会に出たときの「努力と工夫の準備運動」。今の経験は必ず未来につながります。いつか本気で打ち込みたいものを見つけたとき、今日の“不安と努力”の意味がわかるはずです。
春には笑顔で会えるように、私たちも全力で支えます。
一緒に頑張っていきましょう。<塾長 高木秀章>