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2018年度の公立高校入試について

早めのスタートが勝利のカギ

~2018年度 大阪府公立高等学校入試問題の分析と対策~

さる3月12日に行われた公立高校入学試験。問題を新聞紙上でご覧になった方も多いかと思います。 今回の入試問題について、傾向の分析および対策について述べていきたいと思います。

【国語】

今回の入試問題も、形式としては現代文2題と古文漢文1題、漢字と作文が出題され、例年通りでした。 問題の現代文で哲学者による少々難しい文章が出題されましたが、他は適切なレベルだったと思います。

ただし、問題では、例年の傾向から大きく変わり、古文ではなく漢文が出題されました。 過去出題されていなかったので、とまどった受験生が大多数ではないでしょうか。 とはいえ、書き下し文も書かれているので、落ち着いて読めば、かえって古文よりも解きやすかったのではないかと思います。

また、作文も傾向を変えてきています。 問題では「インターネットの使用には注意が必要だ」という主張を裏付けるデータや資料を自分で例示し、 それと主張との関連を述べるという問題。 問題では「インターネットの普及は私たちによい影響を与えているか」というテーマで意見を書くという問題でしたが、 条件として「自分とは異なる立場の考えや、自分の意見に対する反論などを想定し、それについてもふれること」という、 今までになかったものが加わりました。 いずれも、より実際の討論の場を想定した問題となっていて、2020年の大学入試改革を見据えた出題となっています。 他、問題でも基礎的な語句や文法の知識を問う問題が増加しました。 受験生は、まず基本的な知識事項を根気強く学習し身につける必要があります。 その上で読解演習や作文の練習も進めていきましょう。 新聞の見出しやコラムに目を通すのもお勧めです。

【数学】

問題は適切なレベルの問題でした。 例年どおりの形式で出題されましたが、では図形の問題で求め方を記述する問題がなくなりました。 大問1(計算や確率等)はミスや勘違いを誘うものも多く、正しい知識と正確な計算力が求められる問題でした。 丁寧に勉強していた受験生なら全問正解が狙えたでしょう。大問2以降も文章題や図形の問題でしたが、全体的には例年よりも取り組みやすい問題だったと思います。

問題は、実際に解く生徒たちの学力を考えると、易しい問題となりました。 以前は制限時間的に全て解くことが困難でしたが、今年は全て解けた子も多かったのではと思われます。 大問1では問題として初めて「資料の整理」の問題が出題されました。 「間違って作られた資料を与えられた条件下で正しいものに訂正する」という知識の活用を問う問題でした。 「中央値」や「範囲」といった用語を正しく理解していれば難しくない問題でしたが、戸惑った受験生も少なくはないと思われます。 大問2の平面図形はかなり易しくなりました。ただし、二等辺三角形の性質や中点連結定理といった基本事項に気付くことが前提です。 大問3の空間図形も、必要な平面を取り出した後の計算過程が以前と比べてだいぶ易しくなり、時間内に正答に至った生徒も多いだろうと思われます。

【英語】

今年度は昨年度とほぼ同じ形式でした。ただし問題の長文問題が難化しました。

問題では単語量が約100語増え、英作文も自由英作文から書く内容が決まっている条件英作文に変更となりました。 ただ、他は大きな変化はないので、過去問でしっかりと練習をして、代名詞の問題の答え方など答案の作り方を身に付けておけば、高得点も狙える問題であったと考えます。

問題では文法問題が正誤問題から整序問題に変更となり10題から5題に半減。その分配点が各1点から各2点へ変更となったため、より1題1題丁寧に取り組まなくてはなりません。また、英作文は記述する内容が予め問題文に書かれており、書き方を考える必要がなくなりました。 しかし、この問題に費やせる時間は約5分、語数指定がなくなったことにより、一定量のまとまった文章を書かなければならないため、難問の部類に入ると考えます。リスニングについては、初年度が難しすぎたためか、易化傾向がみられます。 対話文の内容が減り、昨年度より比較的簡単になったようです。とはいえリスニングだけで25分間。 「聞く力」「書く力」ともに相当高いレベルを要求されることは変わりません。8割以上を取ることは厳しい問題ですので、難関校受験生は早急に基礎固めを行い、早い段階から対策を練って学習を進める必要があります。

【理科】

大問4問で、生物、地学、物理、化学のそれぞれで大問1つを構成しているのは昨年通りでした。 ただ、小問数は昨年に比べ減少し、問題文も昨年よりは短く読みやすくなっています。

設問は基本的語句や知識を問う問題から思考力を問う問題までバランスよく出題されています。 昨年と比べると計算問題が減少(15問→5問)し、全体としては易しくなったという印象です。 その一方で、ある事象の原因を考察し、記述する問題が増加しました。

また、受験生が初めて目にするような状況を設定し、必要な情報を与えて設問を解かせる活用型問題の出題が続いており、今年は状態変化・気温・湿度に絡めた「素焼きの壺」の問題が出題されました。 問われている知識は教科書レベルの内容ですが、複数の単元と絡めて出題されており、 また与えられた情報から現象の因果関係を正しくとらえ、記述する力が問われています。 受験生の皆さんには、日々の授業の中で「なぜ」その現象が起こるのか、暗記ではなくきちんと理解するように努めてほしいと思います。

【社会】

昨年と比べ全体的に計算問題が減少し、一見易しくなったようにも見えますが、 問題文の量が増加し、情報を正確に読み取る力が問われる問題となりました。

選択問題も一つ一つの選択肢が長く、文末や数字の1桁台まできちんと読み取らなければ正誤の判断ができません。 また、通常見かける図が逆に表示されていたり、複数回答を求める問題があったりと、ケアレスミスを誘う問題も多く、落ち着いて解かなければ大きく点数を落とす可能性があります。 問われている知識は教科書の範囲内ですので、とにかく教科書内容をすみずみまで学習しておくことが必要です。 あとは正確な読解力と、割合や縮尺等の小学校レベルの計算力を身につけておくことで十分高得点を狙える問題です。

【まとめ】

以上のように、科目ごとに難易度の変化はあったものの、形式としては大きく変わりませんでした。 しかし、国語で過去出題されていない漢文が出題される等、直前に過去問で学習しただけでは対応しきれないことがあるのも事実です。 また思考力を問う活用型の問題も年々増加しています。どんなに傾向や出題形式を変えられても慌てることのないよう、 各科目の基本的な事柄はきちんと身につけておく必要があります。

そのために受験生は、早くから受験勉強に取り組むことを心がけましょう。得意科目であっても必ずどこかに弱点があります。 一通り復習していくことで、その「穴」を見つけ、一つ一つふさぐ作業をしていきましょう。苦手でなかなか手がつかない科目も、「千里の道も一歩から」です。 まず基本的なことから取り組み、その後『赤本』などで実践演習を重ねることで、入試までに合格ラインには十分乗ります。

また、中学1、2年生も、受験生になってから慌てることのないように、今塾や学校で受けている授業を大事にしてください。 公立入試問題は、全て教科書の範囲から出題されています。少しでも疑問点があれば調べたり質問したりしてすぐに解決していきましょう。

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